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潰瘍のくすり


イラスト

@粘膜防御因子増強剤

  潰瘍は胃や十二指腸の表面をおおっている粘膜に発生し深いものは筋肉の層(筋層)をつきやぶってしまうこともあります。粘膜が弱っていれば、潰瘍になる危険度も高くなります。
  この薬はこの粘膜を保護して潰瘍になるのを防いだり広がるのも予防したりします。医療機関で処方される薬にセルベックス、ノイエル、マーズレンS、アルサルミンなどの薬などがあります。

A酸分泌抑制剤(H2−ブロッカー)

  胃酸の分泌を抑えたり、中和したりして胃や十二指腸潰瘍を治療します。手術を せずに潰瘍を治せるようになったすばらしい薬です。
 医療用の薬として、タガメット、ガスター、ザンタック、アシノンや比較的新しいプロトンポンプ阻害剤といわれるパリエット、オメプラールやタケプロンなどがあります。

  B抗コリン性鎮痙剤

 胃の働きをつかさどる自律神経(主に副交感神経)に働いて、胃腸の働きを抑制する作用があります。それによって、胃酸の分泌量を減少し潰瘍を改善したり、胃の痛みを抑えます。
ブスコパン、メサフィリン、スメドリン、マリジンMなどの医療用の薬があります。
Bの抗コリン性鎮痙剤の副作用として、目や口が異常に渇いたり、便秘がひどくなったり、尿の出が乏しくなったりすることがあります。また風邪薬やアレルギーの薬に含まれる抗ヒスタミン剤との併用で作用が強くなることがあります。

  潰瘍の薬で注意しなくてはいけないことは、特にAの酸分泌抑制剤、いわゆるH2−ブロッカーを服用されている人が薬の服用を中断した場合に、症状が悪化することがあります。専門的な言葉でリバウンド現象と言います。こういったことがありますので、自分勝手に服用を中断しないほうが宜しいです。医療機関ではAの薬に@の薬を維持治療薬として処方されることがほとんどです。